人がアンドロイドのマネをする、逆転の発想で見えるもの

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この数十年間の文明の発展は目を見張るものがありますね。

AIが発達して、今まで人が行なっていた単純労働は、

どんどんAIに変わっていくと言われています。

そんな時代に、アンドロイドに似せるための動きを研究した女性がいます。

人がアンドロイドに寄せにいく

アンドロイドが人間の代役をするのではなく、

人がアンドロイドを演じるという逆転の発想をしたのが、

モデルの高山沙織さん。

高山さんはこれまでも企業のプロモーション動画やイベントなどで

アンドロイド役を演じています。

これまではアンドロイド役といえど、

より人間に近しいリアルさや整った容姿が評価されていました。

しかし、今回はアンドロイドゆえに、再現できない人間離れした動きや

気味悪さである『不気味の谷』の再現に挑戦したことで話題となっています。

不気味の谷とは

ロボットやアンドロイドの外見や動きの再現度が高ければ高いほど、

人間が抱く印象は良いものとなります。

しかし、再現が「ほぼ忠実の一歩手前」まで近づくと途端に、

嫌悪感や不快感を抱く様になるーー

まるで谷底に突き落とされたかの様に受ける印象が変わるこの現象を

「不気味の谷現象」と日本ロボット工学のパイオニアの一人である

森政弘博士が命名しました。

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高山さんはこの現象を再現するために、

目線や顔の動きなどに特に力を入れたそうです。

前方を真っすぐ見つめながら首だけを水平に動かすなど、

本来の人であれば不自然な動きを心がけたのだとか。

研究の成果もあり、インターネット上では

「人間なのか、アンドロイドなのか、だんだんわからなくなる」

「一部、機械化している?」など好評でした。

大きな転換の鍵は『発想』

今回、注目すべきは「人間がアンドロイドを真似る」という逆転の発想です。

彼女があえて意識した不気味の谷現象を感じさせる工夫、

それはすなわち、現在のロボットやアンドロイドが改善すべき

大きな課題ということです。

今回の挑戦にヒントを見出し、改善できれば、

ロボットやアンドロイドはさらに人間に近づけるということになります。

一方で、その一線を越えられないからこそ

「不気味の谷」と呼ばれる現象があるのだという意見もあります。

確かに大きな課題ですが、大した問題ではないと思います。

ロボットや人工知能など、どんどん進化を遂げていますが、

その発展に関わってきたのはいつだって私たち「人間」でした。

発展した文明をただ与えられるのではなく、使いこなし、

より便利になるよう様々な角度から考え、工夫することを忘れなければ、

「不気味の谷」にも橋がかかるのではないでしょうか。

ダイヤルを回し、電話をかけるだけしか出来なかった黒電話だった頃から

100年経たないうちに、線もボタンもなく様々な機能を一台でこなせる

スマートフォンへの進化を遂げたのですから。

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