マナーの常識 日本とアメリカ・ヨーロッパの違い
こんにちは。もりくまです。
日本では特に目上の人がいる席では足を組むのは失礼である・・・と思ってる人が多いように思われます。
しかし、アメリカの大統領や英国、フランスの大統領、首相にしても公的な対談等において自然に足を組んでいます。
今日は国の違いによるマナーの常識について考えて見ましょう。
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ところ変わればマナーも変わる
欧米の人は男性も女性も普通に足を組みますよね。
すらりと長い足を自然に・・・とてもかっこいいです。
日本では行儀が悪いとされるこの行為。
会社の社長や上司と話をするときこの体制を取ればお叱りを受けるか静かに窘められるか。
いずれにしても非難は避けられないと思います。
しかし、欧米の大統領、首相は対談の場で普通に足を組みます。
実は欧米では足を組むのは良いマナーとされています。
もちろん、大統領が公の場でマナー違反はしませんよね。
多くの日本人から見ると大事な話をしているのに横柄、不真面目とされるこの行為には欧米人からすると全く、違う視点があります。
歴史とマナー
これはヨーロッパ諸国に限った事ではないのですが旧世、会話で解決しないことは力で問題を解決する。
そのような文化?がありました。
ヨーロッパで白い手袋を相手にたたきつけるのは決闘の申し込みですし日本でも果たし合い、仇討ちというものがありました。
人にいつ襲われるか解らないと言う社会でトップ同士の会談等、公の場においても足を組むことが自然に行われようになりました。
欧米人には攻撃をする意思がないことを相手に示し胸を開いて話し合う用意があることを伝える最高のマナーなのです。
日本では畳文化と言うこともありますが公の場の対談、会議などでは皆、正座です。
武士の時代、殿様に謁見する場合殿が上座にすわり両側を家来がすわり殿と最も離れた場所に謁見者が正座します。
謁見者が少しでも足を動かせば周りの人間が防護のために動きます。
そのようにしなけらば安全が保証されない時代があったのですね。
欧米人から見た日本
アメリカの友人が初めて日本に来たとき不思議に思ったそうです。
椅子にすわるとき足を組む人がほとんどいない。
しかも会社で足を組んですわっていたら上司に叱られたそうです。
アメリカでも重要な場面では足は組みません。
でも、それはフォーマルに行動することが大事と判断したときでマナー違反だからという理由ではないそうです。
まとめ
アメリカの人が足を組むのはフレンドリーに接してほしいとか、固くならないでほしいと思う時にそうするということ。
「自分はあなたの敵ではない」ということを相手に伝えるためのポーズだと言うことです。
生活様式の違いのため足を組む相手に「横柄、行儀が悪い」と言った、悪印象が先行してしまう日本人。
でも、マナーに対する考え方というのは、足を組むのも正座するのも全く同じ考えが出発点になっているようです
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