なぜ男の子の節句に!?端午の節句の由来は語呂合わせだった!?

公開日:  最終更新日:2020/05/01

5月5日は端午の節句。

鯉のぼりや五月人形、兜を飾る風習がありますね。

こどもの日でもある端午の節句ですが、

その由来を知っている方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、

初節句を楽しくお祝いできるよう

端午の節句について、学んでいきましょう。

端午とは、

月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で

その月の最初の午の日を指しています。

旧暦では5月が午の月にあたるため、

5月の最初の午の日を節句としてお祝いしていましたが、

午と五が同じ音であることから5日を指すようになり、

5月5日という5が重なる日付に厄払いをして、

無病息災を願う日となっていったのが

端午の節句の由来の一つです。

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「菖蒲」と「尚武」!?端午の節句で兜が飾りになった理由とは!?

端午の節句に欠かせない菖蒲は、

菖蒲湯に浸かったり菖蒲酒を飲んだりと、

その強い香りを様々なかたちで活用することで、

邪気を払い、人々の健康を保つ物とされてきました。

江戸時代に入り武家社会になると、

武道を尊ぶとされる「尚武」が、

菖蒲と同じ音であることから、

端午の節句は武家のお祝いとして

親しまれるようになっていきました。

また、

身を守るための道具である兜には、

丈夫で健全に成長して欲しいという願いが込められており、

将軍家に男児が誕生した際には、

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城内に兜などを盛大に飾る風習がありました。

それを庶民が真似するようになったことで受け継がれ、

その後、

端午の節句は男の子の健やかな成長と

一家の繁栄を願う大切な行事として、

世の中に定着していったのです。

子孫繁栄や厄除けを願おう!端午の節句で食べておきたい食べ物とは!?

端午の節句では

柏餅とちまきを食べる事は欠かせません。

もちろんそれぞれにちゃんと意味があって、

柏餅は子孫繁栄、

ちまきには厄払いの願いが込められています。

柏餅は、

柏の木の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない事から

縁起物とされていて、

古い葉を大人に見立てて

家系が絶えないことを願うようになった事が始まりとされています。

そしてちまきは、

現在は笹でもち米を包んだものが主流となっていますが、

昔は茅(ちがや)といわれる葉で巻かれており、

茅が病気や災厄を除ける植物とされていたことから

厄除けを願う食べ物として親しまれた事が始まりです。

また、

地域によっても差があるようで、

近年では柏餅が主流になってきていますが、

関東では柏餅、関西ではちまきを食べるのが

昔からの風習のようです。

まとめ

端午の節句の由来が

語呂合わせだったなんて驚きですよね。

それぞれに意味が込められているので

しっかりと理解した上で、

男の子の誕生を喜び、健やかな成長を願う行事として

ご家族揃ってお祝いしてあげたいものですね。

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