なんでお葬式の花といえば菊なの?菊にまつわるあれこれ
お葬式と言えば菊の花がよく使われていますが、
なぜだかご存知ですか?
菊は、
日本の国花でもあることから
日本の代表的な花ともいえます。
そんな菊の花がお葬式で使われるようになったのは、
いくつか理由があります。
また、
菊は1年中よく見かける花ですが
季節によって菊の種類が違うんですよ。
この記事では、
お葬式でよく使われる菊の花言葉や季語についてもまとめています。
結構深い!!菊の花言葉
菊の花言葉は、
「高貴(こうき)」「高潔(こうけつ)」「高尚(こうしょう)」です。
高貴とは、身分が高く気品があること。
高潔とは、清らかでけがれのないこと。
高尚とは、知性が高くて立派なこと。
このように、
菊の花は気品がある清らかさ
という花言葉がつけられているんですよ。
そんな菊の花は、
ピンクや黄色など様々な色があります。
中でもお葬式に用いられるのは、
白色の菊の花が多いですよね。
白の菊の花は、
「真実」「誠実な心」という花言葉が込められています。
まさに、
まっすぐな気持ちを表す花言葉ですね。
お葬式で白い菊の花が使われる理由は、
諸説あると言われています。
一つ目は、
菊は長持ちする花であり使いやすいから。
お葬式で使われるのは生花が多いですよね。
ただ、
普通のお花を使うとすぐに枯れてしまうことも多く、
何度も交換する必要があります。
その反面、
菊の花は長持ちしやすいため
頻繁に交換する必要がありません。
このように実用的であることから、
お葬式でよく使われるようになったと言われています。
二つ目は、
菊の花の香りがお香に似ているから。
菊の独特な香りが
お葬式にふわしいとして使われるようになった
とも言われています。
また、
菊の中でも白色がよく使われるのは、
本来白色は喪の意味を持つ色だから
という意味もあるそうです。
以上のように、
菊の花がお葬式で使われるようになった理由はいくつもあります。
ただ、
清らかで誠実な花言葉を持つ白い菊の花は
お葬式にはふさわしいお花なのかもしれませんね。
季節によって違ったの!!季語としての菊の役割
菊は10~11月頃に咲くものが多く、
季語としての菊の季節は秋だと言われています。
ただ、
お花屋さんなどでは
1年中菊の花を見かけませんか?
実は、
菊の花は種類によって咲く季節が違うんですよ。
例えば、
夏菊と言われる菊は6~7月頃、
秋菊と言われる菊は、10月~11月頃、
寒菊と言われる菊は、12月~1月頃に咲きます。
そのため、
菊は季語として使われるときに、
夏や冬としての意味を持つ場合もあると言われています。
季語としての菊の役割は、
菊の種類によっても変わるなんて不思議ですね。
以上のように、
菊の花は咲く時期によって種類は違いますが
1年中栽培されている花なんですよ。
まとめ
清らかで気品があるという花言葉がある菊の花。
菊の花は、
実用性が高いことやお葬式にふさわしい花という理由で
今ではよく使われています。
また、
菊の花は秋はもちろんのこと、
1年中手に入りやすい身近な存在です。
季節によって様々な菊の花を見てみると、
また新たな発見がありそうですね。
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